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ミーツザ菅山寺フォレスト2023 ミラーレス一眼で撮ろう!菅山寺フォトトレッキング 体験記

【わたしのまちとカメラ Vol.029 長浜ローカルフォト#011 】

長浜ローカルフォトの川瀬です。2023年10月15日(日)滋賀県長浜市の菅山寺にて、「ミーツザ菅山寺フォレスト2023ミラーレス一眼で撮ろう!菅山寺フォトトレッキング」が開催されました。
主催は、地元長浜の森林資源を生かしたまちづくりを行っている「ながはま森林マッチングセンター」、共催は、長浜ローカルフォトが大変お世話になっているOMデジタルソリューションズ株式会社です。
最近フォトトレッキングという言葉を目にしますが、その言葉のとおり、撮影を楽しみながら山歩き等を楽しむものです。今回アウトドア撮影に定評のあるOM SYSTEMのカメラとともに菅山寺の自然や文化を1日楽しみました。


菅山寺とは

長浜市北部の余呉町坂口集落にある菅山寺。お寺とトレッキング?と疑問に思うかもしれませんが、正式名は大箕山菅山寺で、大箕山(だいきさん)という標高約500mの山の上にお寺があるので、トレッキング(山登り)になります。
長浜・米原を楽しむ観光情報サイトと菅山寺の森友の会のサイトで調べてみると、菅山寺は、もとは龍頭山大箕寺と呼ばれ、当時は法相宗でしたが、後に真言宗豊山派となったそうです。
注目すべきは、学問の神様と言われる菅原道真公がお寺の繁栄をもたらしたといいます。道真公は余呉湖辺の川並村に生まれ、6歳から11歳まで本寺で勉学し、寛平元年(889)から3院49坊の寺院に復興、名も菅公の一字を採り大箕山菅山寺と改められたと伝えられています。

本堂へ続く参道

また、フォトスポットとしても有名な、山門前の樹齢1000年を超える大ケヤキは、道真公お手植えと伝えられ、滋賀県の自然記念物に指定されています。

大ケヤキ

大箕山は、余呉町坂口集落、木之本町の大見集落からの参拝道をはじめ、主に4本の登山道から登ることができ、ブナの原生林などの自然に固まれており、たくさんの野鳥、動植物が観察することができます。特に大好きなアカショウビンが生息しており、夏になるとキョロロロロと鳴き声が聞こえます。

長浜・米原を楽しむ観光情報 
菅山寺の森 友の会 WEBサイト

カメラ講座で撮影方法を学ぶ

イベント当日は、市内外から5人が参加しました。最近一眼カメラでの撮影が楽しくなり、もっと楽しみたい!や、自然が大好きなので満喫したい!といったそれぞれ期待を持っての参加でした。
まずは、会場のキャンプ場「大見いこいの広場」にてカメラ講座から始まりました。講師は、OMデジタルソリューションズ株式会社の菅野幸男(かんのふさお)さん。


今回使用するカメラは、OM SYSTEM OM-5。小型でとても軽く、かつ高性能・高画質なカメラです。レンズは、M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macroというとても小さいマクロレンズで、かなり近くまで被写体に寄れ、人の目線と違った世界を楽しめます。どちらもフォトトレッキングにはうってつけのものです。
講座では、プログラムオート、絞り優先での撮影方法中心に、参加者はカメラを実際に触りながら、熱心に学んでいました。


フォトトレッキングに出発!

撮影方法の基本を学び、いよいよカメラを手にトレッキングに出発です。
今回の登山ルートは、木之本町大見集落からの参拝道になります。

ガイドは、ながはま森林マッチングセンター森林環境保全員の橋本勘(はしもとかん)さん。橋本さんは、大阪府出身で、2009年に長浜に移住され、今では長浜の森林マイスターとも言える存在。

そんな頼もしい橋本さんのガイドで山を登る途中、様々な植物や生き物に出会い、解説していただきながら、マクロレンズを中心に撮影を楽しみました。

サワガニ
リンゴドクガの幼虫 ドクガというが毒はなし。黄色いフサフサの毛があり愛くるしい。
クラマゴケ 多年草で、山林の地表などに自生。地表を這い小さな群落を作る。。
木の実の食べ方により動物がわかる。左はネズミで右はリス。
ミズヒキ 紅白に見える花序が水引に似ていることに由来する。
タゴガエル 全身が褐色のアカガエルの仲間。森林に棲む。
ザトウムシ 「千と千尋の神隠し」に登場する釜爺のモデルになった生き物

山頂に到着すると、最初に現れるのが、大ケヤキのある山門です。ケヤキの2本のうち1本は老朽により2017年に折れてしまいましたが、それでも大木からのオーラは十分放たれていて、見る人を圧倒しました。

山門前あたりで昼食をして、その後いまだ残っている寺社の本堂や朱雀池などを見学。かなり老朽が激しいですが、以前は、法要などは集落の人がわざわざ山に登って執り行っていたそうです。現在はふもとにて行われており、寺宝もふもとの「弘善館」に収蔵されています。


撮影写真を発表!

下山後、参加者の皆さんが撮影された渾身の2枚をそれぞれ発表!
どの写真もこれから本格的に始める人とは思えず、また思いも込められた作品で、正直びっくりしました。

参加者の作品
参加者の作品
参加者の作品
参加者の作品
参加者の作品

イベントを終えて参加者の皆さんは、「カメラの知識と山の生き物の知識が増えてダブルでよかった」、「山もちょうど登りやすく、フォトトレッキングには最適」など満足した様子でした。

長浜の山は、菅山寺の他、賤ヶ岳や山本山など、気軽に登れる山が多く、さらにOM SYSTEMのカメラとも相性がよいので、これからもフォトトレッキングは続けたいと思いますし、ぜひイベント以外でも個人的に楽しんでもらえればと思います。

今回の取材で使ったカメラ・レンズ
Camera:
OM-D E-M1 MarkⅢ(山内)
OM-D E-M1 MarkⅡ(川瀬)
Lens:
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO II(川瀬)
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO(山内)
M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO(川瀬)
M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro(山内)

文:川瀬智久
写真:川瀬智久、山内美和子

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