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Special Photo Artist ~2023年春~

撮影会、作品の選び方、写真展、優秀作品の表彰。これらを一度に体験でき、しかも4人の写真家をお迎えして実施するのが「OM SYSTEM ゼミ Special PhotoArtist」です! 写真家の指導を仰ぎながら、腕に覚えのある人もない人もみんなが集まって楽しく、助け合い、刺激しあって、より良い作品、写真展を創りあげる、そんなイベントです。
今回は写真家の喜多規子先生、斎藤巧一郎先生、萩原史郎先生、吉住志穂先生を講師にお招きして実施した昭和記念公園での撮影会、OM SYSTEM PLAZAでの写真展とトークショー&発表会の様子をお伝えします。

●撮影会:2023年4月22日(土)国営昭和記念公園
●写真展:2023年5月18日(木)~20日(土)OM SYSTEM PLAZA
●トークショー&表彰式:2023年5月20日(土)OM SYSTEM PLAZA


撮影会のテーマは「あなたが思う、今までにない表現への挑戦~人生にもっと冒険を」

何か新しいものを発見するために一歩踏み込んでみる。あるいは、今まで使ったことのない機能を試したら何か新しい表現が見つかるかもしれない。そんなことを感じていただきたくて、今回はこんなテーマにしてみました。でも難しく考えることはないのです。まずは出かける。そして気になったら止まって、見つけて、撮ってみる。これを先生の話を聞きながら、仲間とおしゃべりしながら、やってみる。Special PhotoArtist ~2023年春~は、3年ぶりのワクワクとともにスタートしたのです。

「このあたりに行きます。 さあ出発です!」
(斎藤先生チーム)
「これ、気になるからちょっと撮ろう!」
(すぐ予定変更の吉住先生チーム)


「自然に、ダイブ!」 もう一歩前へ。

一歩といってもこれは気持ちの問題でもあります。今まで撮った経験を一歩踏み越えて新しいチャレンジをしましょう、という意味ですので、露光間ズームや多重露出、ライブNDなどにチャレンジされた方は新たな発見をされたのではないかと思います。グランプリを受賞された方(後述)は多重露出に挑戦されたそうですよ。
でも、本当に“自然にダイブ!“してみるのもいいアイデアです!

花に接近!
(萩原先生)
花壇にダイブする参加者と笑って見ている吉住先生


“目からウロコ” 先生から直接アドバイス

撮った写真は、現場で先生からアドバイスを受けることができますし、部屋に戻ってプリント後にも具体的なアドバイスを受けることができます。また、同じ現場で、同じものを撮った仲間の作品を見ることができるので、気付かなかったアイデアに出会うことができるのも楽しいポイントです。

「うぁー、こうやって撮るのかっ!」
(喜多先生チーム)
何を主役とし、背景や前ボケをどう作りこむか。現場で直接アドバイスを 受けられるので、参加者の”現場構成力”は一気にあがります。
(萩原先生チーム)
「心がこもったお話しでした」と参加者から声があった斎藤先生の講評
「喜多先生に講評していただきカンゲキです」と喜びの参加者

撮影会、プリント、講評会が終わり、4月22日(土)は無事終了。お客様は自分の作品を会場に残して帰宅されました。さて、ここから4人の先生による審査が始まるのですが、厳しく、公正であったことをお伝えするだけにとどめ、詳しい結果は以下の表彰式をご覧ください。


OM SYSTEM PLAZAで写真展とトークショー&表彰式

撮影会からゴールデンウィークをはさんで4週間後に写真展、そして講師をしていただいた写真家の喜多規子先生、斎藤巧一郎先生、吉住志穂先生によるトークショーと表彰式が行われました(萩原史郎先生は別のお仕事で不在でしたので事前に収録したVTRで参加されました)。

左から斎藤巧一郎先生、吉住志穂先生、喜多規子先生
壁には全員の力作が展示されています!


OM SYSTEM賞、各先生賞、準グランプリ、そしてグランプリの行方は?

先生方のおしゃべりと作品紹介を交えながら当日の振り返りが終わると、いよいよ各賞の発表です!
まずOM SYSTEM賞は、初森智様『むらさきのれん』、おめでとうございます! 当日は残念ながらご欠席でしたが、副賞は後日お渡ししました。

スタッフより副賞OM SYSTEM オリジナルグッズの紹介。

次に喜多規子賞は、須崎正明様『帰り際に取り合えず撮っておこう。』、おめでとうございます! 通り過ぎることなく、気になって足をとめカメラを向けたのでしょう。

喜多規子先生と須崎正明様(右)。副賞は双眼鏡8x21 RC IIです。

斎藤巧一郎賞は、関麻由美様『シエスタ』、おめでとうございます!柔らかな陽のなかでお昼寝するイメージなんですね、きっと。

関麻由美様を前へ招く斎藤巧一郎先生

萩原史郎賞は、欠席の萩原史郎先生に代わって吉住志穂先生から発表していただきました。原口隆行様『ふぅんわり』、おめでとうございます! 副賞は吉住志穂先生から手渡されました。

原口隆行様(手前左)と吉住志穂先生。

吉住志穂賞は、南木征男様『納まる』、おめでとうございます! 藤の花と桟がうまく構図に納まった、のでしょう!

南木征男様(左)と吉住志穂先生。

各先生賞の発表の次は、準グランプリ、グランプリの発表です! 
準グランプリは青空を待ちながら、レンズの特徴を生かすように花壇にダイブした魚住彩乃様『Spring Blossoms』、おめでとうございます!

魚住彩乃様(左)副賞はM.ZUIKO DIGITAL ED 35mm F3.5 Macroです!

そして栄えあるグランプリは、池に映るシルエットをじっと待って撮って、花の色を多重露出で合わせた小河博様『メルヘン』です。
おめでとうございます!

小河博様(左)副賞はTough TG-6です!

先生方によるトークショーと表彰式が終了となり、壁に展示された作品は来場された方の手によって持ち帰られ、これで、撮影会、写真展、トークショー&表彰式すべてのプログラムが終了となりました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!
また、次回お会いしましょう!

受賞作品

グランプリ

小河 博(オガワ ヒロシ)
【 メルヘン 】

Camera:OM-D E-M1 Mark Ⅲ
Lens:M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO


準グランプリ

魚住 彩乃(ウオズミ アヤノ)
【 Spring Blossoms 】

Camera:OLYMPUS PEN-F
Lens:M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO


OM SYSTEM賞

初森 智(ハツモリ サトシ)
【 むらさきのれん 】

Camera:OM SYSTEM OM-1
Lens:M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO


喜多先生賞

須崎 正明(スザキ マサアキ)様
【 帰り際に取りあえず撮っておこう。 】

Camera:OM-D E-M1 Mark Ⅲ
Lens:M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO


斎藤先生賞

関 麻由美(セキ マユミ)
【 シエスタ 】

Camera:OLYMPUS PEN-F
Lens:M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO


萩原先生賞

原口 隆行(ハラグチ タカユキ)
【 ふぅんわり 】

Camera:OM-D E-M5 Mark Ⅲ
Lens:M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO


吉住先生賞

南木 征男(ナンモク ユキオ)
【 納まる 】

Camera:OM SYSTEM OM-1
Lens:M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

作品のデータ複製または改ざん、二次使用等はお断りいたします。
作品の著作権はそれぞれの作者に帰属します。


既に多くの方はご存じと思います。
2023年5月21日(日)萩原史郎先生がご急逝されました。
お仕事の都合により5月20日(土)のトークショー&表彰式は事前に収録したVTRでのご参加となりましたが、それが私たちにくださった最後の言葉となりました。収録は4月22日(土)、撮影会終了後お客様がお帰りなった会場で、その日のホットな感覚が残っている状態で行われました。「自然風景写真はもっと自由な表現があっていい」と日頃からおっしゃていた萩原先生。撮影会でもご自身の作品は積極的に自由な表現を試みたもので、それをVTRで丁寧にご説明くださいました。
本レポート最後の写真は、撮影会の朝、チームの皆さんにお話しされる萩原史郎先生です。
いままでの多くのご指導に深く感謝するとともに、謹んでお悔やみ申し上げます。

文:PhotoArtist実行委員 森 暁
写真:PhotoArtist実行委員メンバー

今回の取材で使ったカメラ・レンズ
Camera:
OM SYSTEM OM-1
OM-D E-M1 Mark III
Lens:
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO II
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 PRO

#omsystem #PhotoArtist


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