海野 和男 写真展 「マクロレンズで撮る昆虫世界」
昆虫写真家になって50年以上、つい10年ほど前までは昆虫のアップは全てマクロレンズで撮影していた。ズームレンズの性能が上がり、超望遠ズームで撮ることが多くなっていたが、昨年は心機一転して、マクロレンズだけで撮ろうと決意した。
折しも、夏から90mmマクロの試作品を使うことができ、やはり昆虫はマクロだなと再認識した。ズームだと、遠くから、たくさんシャッターを押してしまう。虫との距離も離れているので、撮りやすいが、安易になる。
マクロレンズは、焦点距離が決まっているので、自分が動いて、虫に近づかねばならない。レンズ前、数センチまで迫って撮るので、虫たちのつぶやきが聞こえてくるようだ。虫と気持ちを通じ合わせることで、緊張感も生まれる。昆虫写真の醍醐味は実はそこにある。
今回は90mmマクロレンズの作品を中心に、60mmマクロでの作品も取り混ぜて、約50点の作品を展示する。全て2022年の撮影だ。海野和男の昆虫世界を堪能して頂ければと思う。
■期間
2023年4月13日(木) ~ 4月24日(月)10:00 〜 18:00
※最終日 15:00 まで
※休館日4月18日(火)・19日(水)
※入場無料
■写真展案内
■イベント
海野 和男 写真展 作品解説 開催
会場: OM SYSTEM GALLERY 内
※予約不要・参加無料
4月15日(土)14:00~15:00
4月22日(土)14:00~15:00
お問い合わせ:ギャラリー事務局
TEL:03-5909-0190(火・水定休)
■作家プロフィール
海野和男 Kazuo Unno
1947年東京生まれ、小学生時代より昆虫と写真に興味を持ち東京農工大学で昆虫行動学を学んだあと、フリーの昆虫写真家として活躍。 1999 年よりデジタルカメラで撮影し、コメントを付け発表する「小諸日記」をはじめ、現在まで毎日更新を続けている。熱帯で擬態、世界のチョウの撮影をメインとしていたが、昨年からは小諸のバタフライガーデンに籠もり、庭の自然を撮影している。
写真集「昆虫の擬態」で 1994 年日本写真協会賞を受賞。子ども向けの書籍を中心に 150 冊以上の著作がある。 2021 年日本動物行動学会日高賞を受賞。現在、日本自然科学写真協会( SSP )会長。
■在廊予定
毎日13時以降在廊の予定です。
■会場
OM SYSTEM GALLERY(旧 オリンパスギャラリー東京)
●営業時間
10:00~18:00
火曜・水曜定休、GW・夏季・年末年始の長期休業
●所在地
〒160-0023
東京都新宿区西新宿 1-24-1 エステック情報ビル B1F
電話番号:03-5909-0190
●アクセス
新宿駅西口から徒歩5分
新宿西口地下ロータリー左側の地下道を都庁方面に進む。地下道上部に「エステック情報ビル」の表示あり。
都営地下鉄大江戸線都庁前駅から徒歩4分
B1出口から地下道を新宿駅方面に進む。地下道上部に「エステック情報ビル」の表示あり。