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湖北野鳥センター ✕ OM SYSTEM 探鳥・撮影体験会 体験記

【わたしのまちとカメラ Vol.036 長浜ローカルフォト#013】

長浜ローカルフォトの田中仁です。2023年10月15日の日曜日、前日の昆虫観察・撮影体験会に続き、滋賀県長浜市の湖北野鳥センターに於いて「探鳥・撮影体験会」が午前と午後の二回に分けて開催されました。
主催は、野鳥観察を通して湖北の自然の豊かさや素晴らしさを学ぶことができる体験型の観察施設「湖北野鳥センター/琵琶湖水鳥・湿地センター」。共催は長浜ローカルフォトが大変お世話になっているOMデジタルソリューションズ株式会社です。長浜ローカルフォトからは副代表の竹中昌代と田中仁が参加しました。



湖北野鳥センター

長浜市湖北町今西の琵琶湖岸に立つ、野鳥観察を通して湖北の自然の豊かさや素晴らしさを学ぶことができる体験型の観察施設です。
センター周辺の琵琶湖湖岸は、遠浅の湖岸が続き、ヨシなどの水生植物をはじめ、魚や鳥達の絶好の生活場所になっています。四季を通してたくさんの野鳥が飛来し、観察できます。今まで確認された野鳥は53科250種に及び、滋賀県全体で確認された種の約70%以上を見ることができます。

琵琶湖の北部「湖北」には四季を通してたくさんの野鳥が飛来する美しい風土は、多くの野鳥愛好家や写真家が訪れ、心和む豊かな景色は多くの方に親しまれています。

湖畔の水鳥と田園に暮らす野鳥たち

湖北野鳥センターの直ぐ側には琵琶湖畔があり、多くの水鳥が生息する有数の観察スポットになっています。マガモやダイサギなどお馴染みの野鳥で賑わっていましたが、ちょうどヒシクイが飛来していたらしく、運が良ければ見る事ができるかもしれません。
琵琶湖の反対側にはオオワシで有名な山本山、集落と田畑があり、こちらでも普段はじっくり見ることが難しいカワイイ野鳥にを見ることができます。
大自然に舞う鳥たちも美しいですが、人が暮らす集落や田畑と共存する野鳥たちも、なんとも愛くるしく親近感を抱いてしまいます。

今回の探鳥・撮影体験会に撮影のレクチャーしていただくのは、前日に引き続き昆虫観察・撮影体験会でお世話になった自然写真家の田中博さんです。昆虫写真がご専門ですが、実は野鳥写真も大変な腕の持ち主で、田中博さんのウェブサイト「田中博のトンボと花のギャラリー」にも見事な野鳥写真を見ることができます。

カメラ講座で撮影方法を学ぶ

今回使用するカメラとレンズは、フラッグシップ ミラーレス一眼カメラ「OM SYSTEM OM-1」と超望遠ズームレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS」の組み合わせ。あと、野鳥を観察するための双眼鏡「Trip light 8x21 RC II」が貸し出されました。

遠くで素早く飛び回る野鳥を超望遠レンズでピントを合わせて撮影するのはと至難の業!しかし、OM-1のAI被写体認識オートフォーカスの鳥認識機能を使えば、自動で鳥の瞳にピントを合わせてくれるので成功率がグンと上がります。合わせて「高速連写モード」や過去を遡って撮影できる「プロキャプチャーモード」も、事前にカスタムモードに設定してあるので、今まで撮れなかった野鳥の素顔を見ることができるはず。参加されたみなさんは期待に胸を膨らませます。

湖北野鳥センターのスタッフさんから、センター周辺で撮影できる野鳥の解説と撮影時のマナーなどを解りやすく教えていただき準備万端。撮影コースは琵琶湖畔で水鳥を、田園地帯へ向かい稲刈りを終えた田んぼやソバ畑に生息する野鳥を観察撮影します。


まずは水鳥が憩う琵琶湖畔へ

湖北野鳥センターから琵琶湖までほんの数分。多くの水鳥が生息する湖畔に到着しました。かすかに聞こえるマガモの鳴き声に目を向けると数羽が水草をついばんでいる光景に出会えました。湖北野鳥センタースタッフさんの解説と、田中博さんのレクチャーで参加されたみなさんはしきりにシャッターを切りました。

35mm判換算で最大800mm相当の超望遠レンズなので、まるで直ぐ側にいるような臨場感。マガモの繊細な表情や動きまでくっきり見えます。暫くして樹木の梢にモズを発見。小柄ながらも雄々しい顔立ちは改めて自然の力強さを感じます。


身近な田畑にも豊かな野鳥の営み

暫く湖畔を散策した後、お次は田園地帯に向かって稲刈り後の田んぼやそば畑へ向かいます。まず遭遇したのは立派なダイサギ。誰って感じでこちらを意識しています。ちょっと歩いておもむろに田んぼを突きザリガニをゲット。立派なご馳走に満足げです。

撮影に没頭していると、いきなり頭上を鳶がかすめたり、空高くから忙しい鳴き声で縄張りを主張するヒバリ、カケスの団体飛行、カラスがじゃれ合ったりで秋の田園は結構にぎやか。

頭上に舞う鳶は高速連写モード、飛び立とうとするダイサギはプロキャプチャーモードで撮影して、大分撮影のコツが掴めてきました。

そば畑に近づくと湖北野鳥センタースタッフがノビタキを発見。畑の中からぴょんと飛び出てすぐ隠れるなんとも可愛い小鳥。レンズで姿を追うのも一苦労ですが、たまに棒や背の高い草の先に止まったりしてくれたので、ここぞとばかりにシャッターを切っておられました。

最後に、参加した皆さんの撮影した写真を田中博さんや湖北野鳥センターのスタッフに見てもらい、生態の新たな学びや撮影テクニックのレベルアップを活発に話されて、野鳥の魅力に満たされたひとときを楽しめたと思います。撮った写真データはお持ち帰りできるので、自宅で撮影テクニックを考察したり、じっくりと野鳥写真の魅力を堪能できますね。

四季を通じてたくさんの野鳥に会える湖北野鳥センターでの「探鳥・撮影体験会」。自然写真家の田中博さん、OMデジタルソリューションズ株式会社のみなさま、湖北野鳥センタースタッフのみなさま、貴重な体験をありがとうございました!

今回の取材で使ったカメラ・レンズ
Camera:
OM SYSTEM OM-1
OLYMPUS PEN-F
Lens:
M.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.8
M.ZUIKO DIGITAL ED 45mm F1.8
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS

文:田中仁
写真:田中仁

湖北野鳥センター/琵琶湖水鳥・湿地センター
http://www.biwa.ne.jp/~nio/

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