瀬戸内サンセット 〜夕暮れの時間を楽しむ〜
夕陽が優しくすべてを包み込み、世界を茜色に染め、島の陰影を印象的に浮かびあがらせる。
みなさん、こんにちは。「小豆島カメラがおすすめする、見たい、食べたい、会いたい小豆島」2回目の今回は、夕暮れの時間が大好き!小豆島カメラの古川が、瀬戸内の夕陽の魅力をお伝えします。
瀬戸内海の夕陽 〜四季折々の美しさ〜
瀬戸内海には点々と島々が浮かび、穏やかな海が広がっています。夕暮れの時間、海と空がひとつに溶け合うように、茜色や黄金色に染まる光景は息を呑む美しさです。大小さまざまな島や対岸の山々が、夕陽の美しさをより一層魅力的にしてくれます。
季節によってもさまざまな色合いの夕陽を楽しめます。夏は、空気中に水蒸気やチリが多く、波長の長い赤色光が散乱されず、私たちの目に届きやすくなり、赤色が強い夕焼けになります。逆に冬は水蒸気やチリが少なくなるので、黄金色や橙色の夕焼けになることが多いのだそうです。
台風の前後や梅雨時期などは真っ赤やピンク色のいつもとは違った夕陽になることが多い気がします。鱗雲や鰯雲が空を覆っている時も印象的な夕陽に出会えることがあります。
太陽の沈む位置や時間も毎日変化します。夏は、太陽が高く昇り、沈む位置も北側に近づきます。そのため、小豆島の北側でも海に光の道ができ美しい夕陽を楽しむことができます。冬は、太陽が低く昇り、沈む位置も南側に移動し、南側・西向きの場所で、太陽が海に沈む光景を眺めることができます。
おすすめ夕陽スポット
小豆島では、あちこちで美しい夕暮れを楽しむことができるのですが、今回はその中でも私もよく撮影に行くイチオシスポット3ヶ所を紹介します。
●屋形崎夕陽の丘
春から秋にかけて瀬戸内海に光の道が長く伸びる美しい光景を見ることができます。
屋形崎夕陽の丘展望所は島の北側にあり、海抜約70mから瀬戸内海を見渡せ、千振島や犬島、本州の山々が見えます。
また、ウッドデッキやブランコ、ハンモックもあり、夕陽が沈んでいく様子をのんびりと楽しむことができます。
●戸形崎(旧戸形小学校)
春、海の上を泳ぐコイノボリが人気の戸形崎は夕陽のスポットでもあります。11月上旬と2月上旬に瀬戸大橋にかかる夕陽も楽しめます。
戸形崎のある小瀬地区から千軒(せんげ)地区にかけての海岸線沿いは夕陽を眺めながらドライブを楽しむのにもオススメの場所です。
●三都半島
小豆島を牛の形に例えると前足部分にあたる三都半島は、秋から冬とくに美しい夕陽を楽しめます。
小豆島カメラの投稿にもよく吉野の浜や城山からの夕陽が登場しています。池田航路のフェリーと夕陽のコラボレーションを楽しめる場所でもあります。
素敵な夕暮れ時間を!
夕陽が見られるかどうかは、天気次第!今日は、晴天でキレイな夕焼けが見られそうだと思っていても、途中で夕陽が雲に隠れてしまったり、それほど染まらなかったりすることもあります。逆に、夕陽は見られなさそうと思っていたのに、ひょっこり雲の隙間から顔を出して、素晴らしい夕暮れを楽しめることもあります。
仕事帰りなどに偶然印象的な夕陽に出会えることもあるので、私はいつも出かける時はカメラを持ち歩くようにしています。空や海のグラデーションを撮影する場合は広角レンズがいいですが、だるま夕陽など、夕陽をメインに撮影したいときは望遠レンズを使っています。望遠レンズで撮影するときは、標準レンズよりもブレが発生しやすいですが、OM SYSTEMのカメラは手ぶれ補正機能がとても強力!私が現在使用しているE-M5 Mark Ⅲには5軸手ぶれ補正が搭載されており、夕陽の撮影時も三脚を立てなくてもブレずに、身軽に撮影ができています。
夕暮れの時間にあわせてサンセットコーヒを楽しむこともあります。コーヒーの香りに包まれながら、のんびりと暮れゆく景色を眺めるのも最高ですよ。
日の入りの時刻は島の中でも場所によって変わりますが、一番遅いとき19:20ごろ(6月下旬)、早いときは16:50ごろ(12月上旬)となっています。
太陽の沈む方角に雲があると、もっと早く隠れてしまうので、最低でも日の入り時刻30分前には夕陽スポットに行けるように計画をたてましょう!
文・写真:古川絵里子
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