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はじめまして、小豆島カメラです。

【わたしのまちとカメラ Vol.002 小豆島カメラ#001】

はじめまして、〈小豆島カメラ〉の三村ひかりです。
2012年から瀬戸内海の離島、小豆島で暮らし始め、島での日々の出来事や美しい風景を撮影して発信しています。
 
今回が小豆島カメラとして最初の記事です。まずは小豆島カメラの自己紹介から始めさせていただきますね。

小豆島カメラとは?

小豆島カメラの活動は、2013年10月から始まりました。
写真を撮るのは、小豆島で暮らす7人のメンバー。日々の暮らしのなかで出会う、美しい景色、おいしい食べ物、優しい人々をOM SYSTEMのカメラで撮影して、webサイト〈小豆島カメラ〉、インスタグラムとFacebookで発信しています。「見たい、食べたい、会いたい。小豆島に行きたい!」と思ってもらえるような写真を撮るようにしていて、私たちの写真を通して小豆島のファンがひとりでも増えたらいいなと思っています。

活動を始める時につくった小豆島カメラのロゴ。水色は瀬戸内海をイメージ。

小豆島カメラの活動目的
・観光地としての小豆島ではなくて、暮らす場所としての日常の小豆島を伝えること
・小豆島で暮らすことの豊かさ、楽しさを伝えること
・小豆島のファン=来てくれる人、将来的に暮らしてくれる人を増やすこと
・自治体、住民自らの手で自分たちの地域をつくっていく、発信していけるようになること

小豆島カメラの活動内容
・OM SYSTEMのミラーレス一眼カメラで小豆島の風景、食、人を撮影
・小豆島カメラ公式Webサイト、インスタグラム、Facebookページにて写真を毎日発信
・島内、島外での写真展開催
・小豆島での暮らし体験ツアーの企画・実施

カメラをもって、小豆島の生産者や暮らしを訪ねるイベント〈生産者と暮らしに出会う旅〉。
2014年から始まり、これまでに8回開催しました。
〈小豆島カメラ写真展〉を東京、大阪、小豆島などで開催してきました。

小豆島カメラのはじまり

では、この小豆島カメラの活動はどうやって始まったのか、活動メンバーはどうやって集まったのか?

この活動が始まったきっかけは、写真家MOTOKOさんの「デザインも地産地消しよう」という考え。外からプロのカメラマンさんに来てもらって撮影するんじゃなくて、暮らす人たち自らが写真を撮ってその地域の魅力を伝えることができたらいいよねというもの。

2018年6月に開催されたMOTOKOさんの写真展〈田園ドリーム2018〉にて。

MOTOKOさんとのご縁は、2011年にある雑誌の記事でMOTOKOさんのことが紹介されていて、とてもかっこいい人だなぁと心をうたれ、思わずFacebookで友達申請してしまったことから始まります、笑。その時私が感じたのは、MOTOKOさんは作品としての写真を撮ることがゴールじゃなくて、写真という作品を通して社会的な活動をしている人なんだなと。それがとってもかっこいいなぁと。人や地域魅力を伝え、自信を持たせることで、さらに魅力をパワーアップさせる写真家。

Facebookでの友達申請から始まったご縁は、2013年、MOTOKOさんによる〈小豆島の顔〉プロジェクト(小豆島で暮らす225人の方を撮影し、島の風景の中に展示)に繋がり、その後も何度か小豆島に来てくださり、写真や地域での活動についてたくさんのことを教えてもらってきました。

MOTOKOさんといろいろな話をするなかで、自分たちの手で小豆島の写真を撮って発信していけないかという思いが少しずつ具体的になっていきました。では、誰がやるか?当時、私のまわりには写真を撮ることが好き、みんなで活動することが好き、社会的な活動をしたい、そんな同世代の友人知人が何人かいました。みんなに声をかけて、集まったメンバーの中で最終的に7人が残りました。今思うとそんなメンバーが身近に7人もいたなんて奇跡的だなと。それも20代〜30代の女性!現在は結婚や出産、育児などでお休み中のメンバーもいますが、変わらず続いています。30代〜40代の女性になりましたけども。笑

2012年11月小豆島にて。オリンパス(現OMデジタルソリューションズ)さん、PHat PHOTOさん、MOTOKOさん、小豆島のメンバーと初めて顔合わせをした日。
顔合わせの後、カメラを持って小豆島をめぐりました。

地方と都会がともに活動する

小豆島カメラは島で暮らす7人のメンバーだけで成り立っているわけではありません。活動を始めるにあたり、写真家のMOTOKOさん、カメラメーカーのオリンパス(現OMデジタルソリューションズ)さん、写真雑誌PHaT PHOTO(現在はweb magazineとして発行)を出版するシー・エム・エスさんと打合せを重ねました。多くの皆さんのサポートのもと小豆島カメラは動き出しました。
 
小豆島のことをよく知っていて、その写真を撮るのは小豆島のメンバーだけれども、カメラの使い方の講座や写真の講評会の実施、ツアーや写真展の段取りなど多くのことをいろいろな方々に教えてもらい、サポートしてもらってきました。そのサポートがなければ、ここまでやってこられなかったし、今の〈小豆島カメラ〉という活動も間違いなくなかったと思います。

小豆島にて何度か開催されたカメラ・レンズの使い方講座。
私たち小豆島カメラにとってとても学ぶことが多い素晴らしい時間でした。

地方と都会の両方の知識と力が合わさったからこそ、多くの方に小豆島カメラや小豆島のことを知ってもらえて、今でも写真を撮りつづけ、活動を続けることができています。

活動開始から9年、今の小豆島カメラは?

小豆島カメラの活動は、2022年秋の時点で9年になります。小豆島の写真を撮り続けて発信してきました。東京や大阪、小豆島で写真展を開催してきました。〈生産者と暮らしに出会う旅〉というカメラをもって小豆島をめぐるイベントを実施してきました。

写真展ではトークイベントをすることも。小豆島のこと、活動のことなどをお話しています。
生産者と暮らしに出会う旅の参加者のみなさんに、
カメラの使い方をレクチャーする小豆島カメラメンバー。
カメラを持って小豆島のまちをめぐります。一緒に撮るのは楽しい。

9年も続けてくるとたくさんの出会いがあり、いろいろな学びや成長があります。ほぼ毎日WebサイトやSNSに投稿してきた小豆島の日々の写真は2500枚以上アーカイブされていて、今も増え続けています。

プロのカメラマンではなくて、いわゆる普通のカメラ好きの人である私たちが、どうやって写真展を開催できたのか、〈生産者と暮らしに出会う旅〉というイベントを実施できたのか、そして行政や出版社などから仕事として撮影の依頼を受けるまでになったのか。
 
小豆島カメラのこれまでの活動のこと、そして今、小豆島カメラメンバーそれぞれどんな活動をしているか、このOM SYSTEM noteでお伝えしていく予定です。カメラと共に歩んできた小豆島カメラの成長を楽しんでいただけたらいいなと思っています。どうぞお楽しみにしていてくださいね。

文:三村ひかり
写真:小豆島カメラ




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