こどももおとなも楽しむ小豆島。~オートビレッジYOSHIDA~
小豆島で暮らす7人の女性が、小豆島の日常をOM SYSTEMのカメラで撮って伝えていく「小豆島カメラ」。普段は、日々の暮らしのなかで出会う、美しい景色、おいしい食べ物、会いたくなる人々をwebサイト〈小豆島カメラ〉とインスタグラム、Facebookで発信しています。
こちらでは、今月から「小豆島カメラがおすすめする、見たい、食べたい、会いたい小豆島」と題し、メンバーそれぞれの視点で、日々の発信(1枚の写真と短い文章)では伝えきれない小豆島のちょっと深いところをお届けしていきます。初回となる今回は、4歳の息子と暮らす太田有紀が「こどももおとなも楽しむ小豆島」をテーマに、小豆島オートビレッジYOSHIDAでのキャンプの様子をお送りします。
キャンプ場へ向かう、その前に
5月末の週末、懐かしい友人を迎えて1泊2日のキャンプを計画しました。今回のメンバーは2歳と4歳の2児を含めた12名。目指すは小豆島の北東に位置する小豆島オートビレッジYOSHIDA!
そして、予め決めていた持ち寄り品の分担ミッションを果たすべく、まずは、土庄港の近くにあるお肉屋さんへ。バーベキューのためにお肉を予約していました。
お肉を携えて、いざ出発!土庄港方面から福田港へと向かう島の北側の道を、車で40分ほど走ります。
島の北側は海沿いの道が続き、信号も少なく、ゆったりとした雰囲気。左手に見える海の向こうは岡山、海の上には養殖のいかだや漁船が浮かびます。右手には新緑がわさわさと繁った山や民家、たわわに実をつけた枇杷のオレンジ色があちこちから顔を覗かせています。どことなく暮らしが滲み出ていて、大好きな景色です。この道中、朝からはしゃいでいた息子は、窓から入る気持ちいい風を浴びてお昼寝となりました。
キャンプサイトに到着!
15:30ごろ小豆島オートビレッジYOSHIDAに到着。先に到着して受付を済ませてくれていた友人たちと、タープやテントの準備から始めます。
辺りが暗くなってきた頃、洗い場で他のお客さんが「すぐ上で蛍が見られるよ」と教えてくれました。このキャンプ場の川上に数年前まで蛍を養殖していた場所があり、まだ、この季節になると蛍が姿を現すそうです。
しかし、この日はこども達の眠気も迫っていたため、蛍は諦めて吉田温泉へ。キャンプサイトのすぐ側にあるのがありがたい、近所の方もよく利用している銭湯のような温泉です。
そして、さっぱり汗を流したらすぐ眠りについたこども達。無事に寝落ちせずテントを出たら、そこからはおとなの時間。焚き火を囲んで、久しぶりの友人たちとゆったりとした時間を過ごせました。これが、なによりのリフレッシュになったかもしれません。
朝がきた
翌朝は、日の出の時間に目が覚めました。朝一番に聴こえたのはブーンブゥーンと鳴る羽音!恐る恐る外に出てみると、テントの周りでたくさんの熊蜂が飛んでいます。この時期に咲く、オリーブの花の間を飛び回っているのでした。蜂の羽音に混じって、カエルの元気な声もよく聞こえます。
以前、5月の初め頃は、確か鳥のさえずりいっぱいで目覚めた記憶。意外なところで、季節の移ろいを感じられました。
広々とした野っ原で思いつくままに遊び、火を焚いて、スペシャルなお外ごはんを食べて、温泉に入り、眠たくなったらテントに潜って眠る。日の出を迎え、わいわいと朝ごはんを作りながら、淹れてもらったコーヒーをいただく、10時のチェックアウトまでのんびり過ごす。ただただ笑っていたあっという間の1泊2日キャンプでした。
さて、今回のキャンプ中、テントを張るときも、お肉を焼くときも、ずっとカメラをぶら下げていました。私の機種は防塵防滴で外遊びにも気兼ねなく持ち出せるので、OM SYSTEMの軽やかさを存分に味わえています。そのカメラと和やかな友人たちのおかげで、動き回る熊蜂やこどもたち、暗くなってからの思い出、そしてなにより、いい表情を鮮明に残すことができました。
こんな風に、「こどももおとなも楽しむ小豆島」として、こどもと一緒に過ごす小豆島での時間をゆるりとお送りしていければと思います。
さぁ、今回から始まった「小豆島カメラがおすすめする、見たい、食べたい、会いたい小豆島」。他のメンバーがどんな小豆島を見せてくれるか、わたしも楽しみです。
文・写真:太田有紀
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