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野鳥撮影会&野鳥撮影基本セミナーHobby‘s World×OM SYSTEMコラボイベントレポート!

バードウォッチングの季節がやってきました!OM SYSTEMはバードウォッチングと野鳥撮影の専門店Hobby‘s Worldとのコラボイベントを11月18日(土)に開催。井の頭恩賜公園での野鳥撮影会、OM SYSTEM PLAZAでの野鳥撮影基本セミナー、夜は懇親会という豪華3本立てのイベントを実施しました。皆で楽しんだ“鳥尽くし”の1日をレポートします。


鳥撮影にお勧めのOM-1とレンズを携えて出発!

前日までの雨がやみ、小春日和となったイベント当日。集合場所の井の頭恩賜公園野外ステージ前には集合時間の朝9時より早くから、参加者たちが続々と集まりはじめました。
Hobby‘s World及び鳥類調査会社の代表を務める吉成才丈さんと、同店の機材担当である岩本多生さんが講師を務め、さらにOM SYSTEMの社員3名が同行という盤石の体制です。

撮影会の参加者は15名。希望者にミラーレス一眼カメラ「OM-1」と野鳥撮影にお勧めのレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS」を貸し出しました。

小型軽量かつ鳥認識AFなどの機能を搭載したOM-1は、バードウォッチングをする人たちにうってつけのカメラ。超望遠ズームレンズの「100-400mm(35mm判換算200-800mm相当)」は遠くの鳥をアップで撮影できるのはもちろん、コンパクトなうえにレンズ内手ぶれ補正がついているので手持ち撮影が可能。身軽に動けるのは大きなメリットです。
貸出機材のカスタムには鳥撮影にお勧めの設定(C1「飛んでいる鳥」、C2「止まっている鳥」、C3「飛び立つ鳥」)を事前に登録しているので、迷わず撮影に集中できます。各自が持参した双眼鏡とOM-1を持って、いざスタート!

井の頭池をぐるっと1周。カワセミを発見!

撮影会は11時までの2時間。野鳥を見つけやすい池の周りを歩いていきます。撮影に集中する先行組と、操作を教わりながらゆっくり歩く後発組に分かれ、それぞれのペースで鳥を探しに出かけました。

井の頭池の周辺が今回の撮影コース
空気が気持ちのいい朝。色づき始めた木々がきれいです
冬にはたくさんの野鳥が井の頭恩賜公園にやってきます
撮影に集中する先行組は吉成さんが同行
後発組は岩本さんに設定や操作を教わってから出発です

歩き始めると早速、どこからともなくカワセミの声が…。双眼鏡で探してみると対岸のロープに止まっているところを発見しました!オレンジ色のお腹にブルーの羽で、枝から枝へ移ったり、池に飛び込んだり、すばしっこく動きまわる姿がかわいらしい。

「飛び立つ瞬間はプロキャプチャーモードを使えば決定的瞬間を捉えやすくなりますよ」「明るすぎる場面では露出補正をマイナスにしましょう」などなど、状況に合わせた講師のアドバイスをひとつひとつキャッチしながら、その場で実践していきます。

カワセミを見つけて夢中で撮影する参加者のみなさん
わからないことはOM SYSTEMの社員に聞いてすぐ解決!

ファインダーを覗いてカワセミを追っていると、キンクロハジロやカイツブリの姿も見つけました。マガモ、カルガモなど広い池を泳ぐ鳥は見つけやすく、撮りやすい被写体です。ちなみに「キンクロハジロ」は、目が金、顔と背などが黒、羽が白いから「キンクロハジロ」だと参加者の方に教えていただきました。

カワセミ(岩本さん撮影)
キンクロハジロ(岩本さん撮影)

「都市の公園の鳥は人に慣れていて、より近くで撮影できるのも魅力のひとつです」と教えてくれた吉成さん。確かに池の淵にカモがいて、近距離で見られました。カモの邪魔をしないようにそっと撮影します。

橋の脇でじっと日向ぼっこしていたキジバトをみんなで撮影。いつも街で見かける身近な鳥たちも、よく観察してみると、新たな魅力に気づきます。

キジバト(岩本さん撮影)
スズメ(岩本さん撮影)

今回の参加者はHobby‘s Worldに通うバードウォッチングが趣味のみなさんです。身軽なカメラを探していてOM-1を使ってみたかったという方や、最近OM-1を買ったので使い方を教わりたかったという方など、それぞれが思う存分撮影を楽しみ、あっという間に2時間が経ちました。

木のてっぺんに大きな鳥を発見! みんな一斉にねらいます
超望遠PROレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO」を持参の参加者も!
紅葉の映り込みを活かしながら撮影するみなさん


野鳥の基本撮影セミナーで撮影方法をマスター

さて撮影会後は、各自ランチをとってOM SYSTEM PLAZAへ移動です。15時半からOM-1野鳥撮影基本セミナー「野鳥撮影 カメラ設定や撮り方の基本」を行いますが、その前に撮影会に参加した皆さんで13時からまとめの講座を開催。撮影モードや設定のおさらいをしたことで、よりしっかりと学びが身につきました。

撮影会で教わった内容を改めて復習

まとめの講座の後、OM SYSTEM GALLERYで開催していた中村利和写真展「鳥の肖像」のトークを聞いて、写真家の作品を堪能。11月9日(木)~27日(月)は「野鳥フォトウィーク2023」が開催されていたため、OM SYSTEM PLAZA内は鳥の写真一色でした。

満席だった中村利和写真展「鳥の肖像」トークショーの様子

まだまだイベントは終わりません! 15時半~17時半は新たなお客さんもお迎えして、OM-1野鳥撮影基本セミナー「野鳥撮影 カメラ設定や撮り方の基本」を開催。改めてHobby‘s Worldのおふたりに野鳥撮影の基本をレクチャーしていただきます。

冒頭で吉成さんは、これから鳥撮影にトライする初心者の方の最初の目標として、「手振れのない写真」「ピントの合った写真」「適正な明るさの写真」の3つの掲げてくれました。

これをマスターするには、撮影の基本である、絞り・シャッター速度・ISOの関係を理解することが大切。M(マニュアル)モード、A(絞り優先)モード、S(シャッタースピード優先)モードの違いや、状況に応じた設定と撮り方などを講師の作例を見ながら学びました。

後半は鳥の模型を被写体にピント合わせのコツなどを岩本さんがレクチャー

参加者の質問にも答えながらアットホームな雰囲気でセミナーが終了。最後はプレゼントが当たるクイズ大会です!Hobby‘s Worldから10問、OM SYSTEMから10問、サービス問題からマニアックな問題まで出題され、盛り上がりました!


Hobby‘s Worldの吉成さんと岩本さんインタビュー

今回の講師を務めてくれたHobby‘s Worldの吉成さんと岩本さんに本日の感想を伺いました!

Hobby‘s Worldの吉成さん(右)と岩本さん(左)

「今日はたくさんの鳥をみんなで見られて楽しかったですね!」と話してくれたおふたり。
井の頭恩賜公園で見られる鳥についてや撮影のステップアップのヒントなどを伺いました。

「池の周りだけでも十分たくさんの鳥がいましたが、小鳥の森のサンクチュアリへ行けばツグミの仲間や青いルリビタキ、それを狙うオオタカなどの猛禽類も見られます。鳥の習性によって過ごす場所が違うので、鳥について知ることで見つけやすくなりますよ」(吉成さん)

「『鳥がいた! 撮影できた!』でおしまいになってしまう方も多いので、どうしたらきれいに撮れるか考えたり、少し位置を移動して背景を変えてみるなどの工夫ができるようになると、どんどん写真が変わっていくと思います」(岩本さん)

イベントはまだまだ終わらない…

撮影会とセミナーを通して楽しみながら鳥撮影が学べた1日。締めくくりは、OM SYSTEMのレンズ開発に携わる社員も参加しての懇親会です。食事をしながら撮影の疑問点やふだん聞けないレンズの開発秘話なども教えていただき、大充実のイベントが終了しました。

「バードウォッチングは日々の生活の癒しです」と参加者のみなさんからも鳥の魅力を教えてもらった本イベント。思い通りに撮影できるようになったら、鳥たちとの一期一会がもっともっと楽しくなるはず。いつか参加者のみなさんが撮影した、とっておきの鳥たちの写真を見るのを楽しみにしています!

井の頭恩賜公園で見られる鳥たち

井の頭恩賜公園では今回撮影した以外にもたくさんの種類の鳥が見られます。こちらでは岩本さんが撮影した写真をご紹介します。

ヒヨドリ
シロハラ
リュウキュウサンショウクイ
カワウ

秋から春先まではたくさんの鳥に出合えるバードウォッチングのオンシーズン。記事を読んだ皆さんも、ぜひお近くの公園などでバードウォッチングと撮影を楽しんでくださいね。

文・安藤菜穂子
写真(レポート)・竹中あゆみ

#omsystem #omsystemplaza #ホビーズワールド

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