![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/118222030/rectangle_large_type_2_e6f46c32be98b4ded220177942f7c0b9.jpeg?width=1200)
『「好き」を続ける 』 社員リレー#02: 本橋育夢
「“神秘的なことは馴染み深い場所で起きると思っている。何も世界の裏側まで行くことはないんだ”」
大好きな写真家、ソール・ライターの言葉ですが、これが私にとっての「写真が好きな理由」です。
営業で働くようになってから、訪問先などで
「最近撮りたいものが見つからない、写真に興味が湧かない」
という話をよく見聞きするようになりました。
すると次第に、
「どうしたら人は、カメラや写真に興味を持ち続けられるのだろう」
と考えるようになりました。
「好き」を続けるためにはどうすればよいのか。
冒頭の言葉はその答えの1つだと思います。
どんな場所でも芸術は見つけられるのです。
カメラを始めてから、世界は実に様々な光と色に満ちており、また日常には沢山の芸術的な瞬間が潜んでいることに気が付きました。そして、まだ気がついていない新たな瞬間を探し出すことが、私の趣味になりました。
いつどこで遭遇するかは分かりません。
「カメラは持ち出さなければ意味がない」
という開発者・米谷美久の言葉は、写真を撮るようになると「本当にその通り!」と納得します。
そしてこの哲学は、ライカの優秀なサブ機を目指して開発された銀塩カメラのPENの時代から、OM SYSTEMとなった現在までまったく変わらず継承されており、そこがとても好きです。
2022年3月、OM SYSTEM OM-1が発売した年に、職種が営業に変わりました。縁を感じ、それから毎日OM-1を持ち歩くようになりました。
そして今日までなんのトラブルも無く、撮りたい時に撮れています。
身近な場所から過酷な大自然まで。
OM SYSTEMのカメラはどんな場所にも持っていける、様々な芸術的瞬間を捉えられるポテンシャルを秘めています。ショールームではそんな魅力を伝えていきたいなと思います。
もしOM SYSTEMが存在しないカメラの世界を想像した時に「なんと味気ないことか!」と愕然としてしまいます。そうならないように社員として、また1ファンとして、OM SYSTEM全体を盛り上げていきたいです。
![](https://assets.st-note.com/img/1696639440259-zRuzAVTOP4.jpg?width=1200)
街の空気を感じながら頭の中を空っぽにして撮っている時が好き。
![](https://assets.st-note.com/img/1696639468164-skmE95EYJf.jpg?width=1200)
あとで見返して「良い」と思えた時に、写真の楽しさを実感する。
最後に、TCC2022(PHOTOMATCH TEAM CHAMPIONS CUP 2022)に参加した際に本戦で使用した作品。
有難いことに勝利し、このポイントでチーム全体の勝利が確定したため、思わずガッツポーズしました。萩原史郎先生に票を入れて頂き、鈴木一雄先生から「とてもインパクトがある」と言葉を頂き、非常に思い出深い一枚です。目移りするような色鮮やかな10月の乗鞍高原で、1つの枯木に焦点を当てた作品を評価していただけたことが、いまでもとても嬉しく思います。最後の一枚として締めさせて頂きます。
![](https://assets.st-note.com/img/1696639914357-YsT88KZCLy.jpg?width=1200)
主な撮影機材
Camera:
OM SYSTEM OM-1
OLYMPUS PEN EE-3(フィルムカメラ)
Lenz:
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
M.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PRO
M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO
文・写真:本橋育夢
![](https://assets.st-note.com/img/1696639984989-CU5ColANJm.png?width=1200)