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わたしのまちとカメラ

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『わたしのまちとカメラ』マガジンでは、地域の風景・文化・暮らす人々を、OM SYSTEMを使って、写真・映像で発信する「素敵な人」にフォーカスし、「カメラで変わるわたしのまちのウ… もっと読む
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#真鶴カメラ

展覧会「みんなでまちをつくる〜真鶴カメラと明治大学建築学科の一年」のお知らせ

みなさんこんにちは。神奈川県真鶴町で「真鶴カメラ」という、写真で地域を元気にする活動を行っている松平直之と申します。前回の投稿からもうすぐ一年ですから、月日が経つのは本当に早いものですね。 今年は通常の写真活動に加えて、一年間にわたり明治大学理工学部建築学科3年生の真鶴実習に参加しました。昨年度より真鶴町は、明治大学建築学科の門脇耕三准教授によって授業のフィールドに選ばれ、昨年度より約100名の学生が設計実習を行っています。今年度は僕たち真鶴カメラが参加して実習をドキュメン

地域写真という新たな地平

はじめに ローカルフォトとその始まりの「小豆島カメラ」が今年で10周年ということで、OMデジタルソリューションズ(旧オリンパス)の菅野さんからテキストをお願いされて書いている。月並みだが、本当にあっという間の10年であった。 専門家から "百姓”へ。少し前まで一人に一つだけだったキャリアが、今やいくつも掛け持ちが可能になった。例えば「小豆島カメラ」メンバーのひとり、三村ひかりさんは農業に勤しむ傍らカフェ経営をし、来春から宿泊業も始める。そして彼女のような地方の人も、同時並行

「カメラを通して社会を学ぶ」真鶴カメラのローカルフォト活動

皆さま初めまして。松平直之と申します。大学を卒業後、映像作家として25年ちかく活動しています。20代までは大阪で育ち、30代で上京。そして40代を過ぎてから神奈川県の西の端、真鶴町に移り5年が経とうとしています。 2021年に、同じ町内に暮らす写真家の仁志しおりさんと「真鶴カメラ」というローカルフォト活動を始めました。 今回は、大都市圏に暮らしてきた僕が、なぜ人口7000人に満たない小さな半島に活動の場を移したのか。そして何を目指してこの町でローカルフォト活動を始めたのかを

はじめまして、真鶴カメラです。

はじめまして。真鶴カメラの仁志しおりです。フリーランスのフォトグラファーとして15年ほど活動しています。かつて私はニューヨークや東京に住んでいましたが、山と海がある暮らしに憧れて、3年前から真鶴で暮らし始めました。第一回目は、なぜ真鶴でローカルフォト活動を始めたのか、お話しようと思います。 真鶴カメラとは 私は昨年から、映像ディレクターの松平直之さんとともに写真活動「真鶴カメラ」を始めました。真鶴カメラは、神奈川県の西端にある小さな半島・真鶴町に暮らす10人によるローカル