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小豆島カメラ10周年をむかえて

【わたしのまちとカメラ Vol.034 小豆島カメラ#014】

みなさん、こんにちは!小豆島カメラが活動をはじめて10年が経ちました。ふりかえってみると、毎日の写真投稿、写真展や小豆島撮影ツアー、暮らし体験ツアーなど、いろいろなことがありました。今回の記事では、メンバー7人それぞれの10年間で変わったもの変わらないこと、今の気持ちをお伝えしたいと思います。

小豆島カメラの活動紹介はこちら



メンバーからのメッセージ


黒島慶子

10年前は独身だった私も、2017年に愛知県の人と結婚。それでも小豆島という拠点を大切にしたく、小豆島と愛知県の「幡豆」を行き来する生活を選択。今もなお、娘とカメラと一緒に、田舎と田舎の二拠点生活を行っています。おかげで、10年前から相変わらず、私の写真は醤油やオリーブオイルなどの生産者を撮り続け、様々な場で伝えることができています。最近はカメラもE-M5からOM-1に進化。さらに伝わる写真で伝えていくぞ!

PhotoRouge 醤の郷をプロカメラマン田川先生と歩きながらの写真講座(2015年)


三村ひかり

1日1枚、小豆島の写真を発信する。こつこつ続けて10年で3000枚以上の写真、もうここには小豆島の10年の歴史があって、写真を振り返ると、若かった自分や仲間、小さかった子どもが写っていて、懐かしさについついひたってしまいます。
続けることは本当に難しい。ひとりでは絶対に続けられなかっただろうなと思います。チームは強い!そして楽しい!小豆島カメラを10年続けてこれたのは、仲間がいて、写真が好きで、小豆島が好きだからかな。
大きなことを一気にしなくても、小さなことを途切れず続けていけば、そこには時間をかけないとできあがらないパワフルな何かがあるはず。私たちの場合は、何かあったときに団結できる仲間と10年分の小豆島の写真という財産があります。それを眠らせたままではもったいない!何か活かせる形を見つけて、これからの小豆島カメラのパワーに変えていきたいなと思っています。

オリンパスプラザ大阪にて、はじめてのトークショー(2014年)


坊野美絵

小豆島への移住とともに始まった私のカメラ生活。ちょうどその1年後に小豆島カメラが結成され、よりカメラとの距離が縮まり、写真を撮ることが好きな仲間ができました。島での新生活が始まった頃は、すべてが刺激的で何を撮っても鮮やかな感覚だったことを覚えています。生活が落ち着いてくると、まだ見ぬ場所を探したり、いつも見ていたものでも視点を変える努力をしてみたり。レンズを変えたり、新しい機材に替えたりするごとに、いつもより日常が華やいだり。写真展をして、仲間と「ああだ、こうだ」写真をじっくり見返す時間は楽しく、写真を観に来てくれた人から、直接感想を聞けることも大きな励みになりました。振り返れば、「写真を撮る」ということが、生きることそのものをポジティブにしてくれていたような気がします。そうは言っても、時にはなかなか撮れない時もあるものなのですが。それでも、特別な日も、いまいちな日でも、カメラを通して心の向く瞬間を探し続けていきたいです。

想う壺ツアー 佃煮屋さんを見学したあと、参加者さんと一緒にランチ(2017年)


牧浦知子

小豆島へ移り住んだ年に始まった小豆島カメラの活動も10年目!何も知らなかった島の中をカメラ片手にあちこち歩く時間は本当に新鮮だった。写真を見るとその時交わした言葉や景色が今でも鮮明に蘇ってきます。島の暮らしの中で当たり前にそこにある事やものに、ときめきを感じ写真で伝えるという根っこの部分はこれからも変わらないんだろうなぁ。見てると泣けてくる。皆で撮りためた10年間の写真たち。私たちの宝物!そしてこの絶妙なバランスの仲間7人がいて、支えてくれる方々がいるからこそ続けられてるなぁと思います。これからまた10年もどんな風に重ねていくのか楽しみです!

生産者と暮らしに出会う旅 みんなで田植えもしました(2016年)


大川佳奈子

私たちの写真を通して、小豆島を知ってもらう、来てもらう、そして移住へと繋げられたらという思いで活動し、10年振り返った今、それが叶っていることに気づきました。
小豆島カメラの写真を見て小豆島に訪れてくれたり、移住のきっかけになった方がいることを知り、続けてきて本当に良かったと実感しています。
地方移住にスポットが当たり、年々移住者が増え続ける一方で、人口減少は続いているのが現状です。
学校の閉校など、当たり前のようにあったものが消えてしまう寂しさもあります。
旬の発信を続けると共に、思い出や記録として、多くの写真を残していけたらと思っています。

PHaTPHOTO小豆島撮影ツアー 撮影時にはモデルになったりもしました(2015年)


太田有紀

小豆島カメラが始まった頃は、島で芸術祭の仕事に就いていました。いまは島へ船で通い、我が子に振り回されてバタバタしながら、愛おしい日常をコツコツ写真に収めています。
この10年を振り返って頭に浮かんだのは、たくさんの人の顔でした。撮らせてもらった地域のおっちゃんおばちゃん子どもたち、当時OLYMPUS(現在OM デジタルソリューションズ)の皆さんに展示や催事でお世話になったあの人この人。アイデアを込めたナイスロゴを描いてくれたちょーちゃんや、7人お揃いのストラップをどどーんと作ってくれたフリカケさん、…と、きりがない程です。一緒に活動してきた仲間はもちろん。そういう人とのご縁は、その時々でしか撮れなかった無数の写真と共に、宝物だと思います。とても感謝しています。
以前のような夜作業はできなくなっているけど、周りの人に支えられて、可動域はどんどん広がっている感触があります。 これから先はどんなことがあるかな。楽しみです。

たくさんの人の協力のもと小豆島の各地で写真展を開催しました(2018年)


古川絵里子

OLYMPUS(現OM SYSTEM)のミラーレス一眼をはじめて手にしたとき、その小ささと軽さに感動し、色調整など機能の多さに戸惑いました。あれから10年、今では、いつも一緒の相棒になりました。カメラを持って被写体を探して歩き、みなさんに見てもらう写真を意識することで、自分自身もより小豆島のことを知ることができました。小豆島カメラの活動がきっかけで、いろいろな人と出会い、刺激をもらえたことも私の財産となりました。
人や街の変化も季節の移り変わりも意識していないと、あっという間に過ぎてしまうので、これからも地球の美しさに心をふるわせ、人々の暮らしに興味をもって、写真を撮っていければと思います。

プロフィール撮影の様子。メンバーが集まるといつもワイワイ賑やか!!(2023年)


みなさんへ感謝の気持ちでいっぱいです!


10周年という特別な瞬間をむかえ、感謝の気持ちでいっぱいです。
いつも写真を見てくださっている皆様、みなさんと写真を通して感動を共有できることが、私たちの活動の励みです。
また、MOTOKOさん、OMデジタルソリューションズ、シー・エム・エスの皆様、みなさんのサポートとご協力がなければ、この活動は成り立ちませんでした。これからもさらに成長していけるよう精進します。
そして、いつも応援してくれる友人や家族の皆様、あなたたちの理解と協力なしでは、私たちはここまで歩んでこられませんでした。ありがとうございます。
みなさま、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

文・写真 小豆島カメラ一同

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