はじめまして、こんにちは！突然ですが、みなさん昆虫お好きですか？？
うわ、虫苦手なんだよね…と思ったそこのあなた。
大丈夫です！　(たぶん…)
 
昆虫苦手な人にこそ読んでいただきたいなと思いながらこの記事を書いております。
 
私は幼稚園の頃から昆虫を捕まえては飼育し、気が付けば昆虫写真にはまっていました。
今は昆虫を呼び寄せる庭「バタフライガーデン」を自宅だけでなく大学にも布教しようと奮闘しながら、昆虫三昧の大学生活を送っています。
女子なのに昆虫好きって珍しいねとよく言われます…いやいや、昆虫を知れば皆さん誰でも好きになりますよ、きっと。
遅くなりましたが自己紹介を…滋賀県奥琵琶湖の畔に住む昆虫写真家・滋賀県立大学環境科学部の田中碧と申します。
 
さてさて、前置きが長くなりましたが、この記事では私がカメラ片手に散策して気がついた、愛する昆虫(生き物)達と身近な自然の魅力についてお届けしていきたいと思います。
 
今回は第1回目ということで私が昆虫に興味を持った理由やカメラとの出会い、現在の活動についてお話していきます。

なぜ昆虫が好きか

「「不思議、きれい、面白い、めっちゃ動く、細かい、小さい、早い、どうしてetc…」」

小さいころから現在まで、昆虫を見つけた時にこみ上げてくるドキドキとワクワクは変わらずあり、何気ない日常に新しい発見をくれます。 見た目の迫力、美しさ、かわいさ、面白さはもちろんのこと、それぞれの虫にそれぞれの生活があり私たちの近くで暮らしてるんです。

どんな暮らしをしてるのかすごく気になりませんか？

その面白さ魅力に気が付いて以来、たくさんの虫を見つけられるようになりました。
今思うと、私が気付かなかっただけで昆虫は思っているよりも近くに存在していたんです。
未知の生き物はちょっと怖いかもしれないけど、知ってしまえば怖いものなし、どんどん好きになります！？

OM SYSTEM・カメラとの出会い

私が初めてカメラを持ったのは小学2年生の頃、おじさんからもらったOLYMPUSの一眼レフカメラＥ-３でした。

小学生の私にはずっしりと重く、大きく、カッコよすぎる本物のカメラに大興奮だったことを覚えています。

 父に使い方を教えてもらい撮影してみると「あれ！！？」「吸水しながらおしっこしてる！」

 肉眼では見逃してしまうかもしれない瞬間でもカメラだと細部まで見ることができ、🦋感激でした。

幼稚園時代から飼育にハマっていた私ですが「採らなくても撮ればいい」と次第に思うようになり、飼育から昆虫撮影へとシフトチェンジしていきました（笑）
昆虫写真は一期一会で2度と同じ光景は目にすることができません。
昆虫自体、成虫になってからは寿命が数日数週間ほどのものも多いですし、天候や気温にも左右されます。
今日見られたから[TN1] と言って、明日に見られるとは限らない。
そこには毎日繰り広げられるドラマがあり、それが儚く面白いと感じています。

現在の活動

「チョウはなぜ飛ぶか」(日高敏隆 著／岩波少年文庫)という本をご存じでしょうか。

チョウの行動の謎に迫るために試行錯誤し実験する様子などが記された本です。 読んでいるだけで自分も実験したくなるワクワクする一冊です。
実はこの本は私の通う滋賀県立大学の初代学長であり師匠（昆虫写真家の海野和男氏）の恩師でもある日高敏孝先生が書かれたものです。
冒頭でお話しした「バタフライガーデン」、滋賀県立大学、そして私。
なにか縁のようなものを感じました。。。
「バタフライガーデン」はコロナ渦でできた時間を活用して自宅で家族と共に行っていたものですが、大学でもやってみたいと画策。
その結果、から大学の一角に作らせてもらえることになりました。
現在は地域の人や学生に昆虫に興味を持ってもらえるしくみなどを考えています。

文・写真：田中 碧

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